石綿が使用されている建築物又は工作物の解体等の作業を行う場合には、石綿作業主任者の選任が義務付けられています

石綿作業主任者は、従事する労働者が石綿粉じんにより汚染され、又はこれらを吸入しないように、作業の方法を決定し、労働者を指揮すること並びに保護具の使用状況を監視することなどが職務とされています。
　事業者は、労働災害を防止するため、工場、建築物等の解体・改修工事現場などで、石綿を取り扱う作業については「石綿作業主任者技能講習」を修了した者の中から、石綿作業主任者を選任しその者に当該作業に従事する労働者の指揮その他厚生労働省令で定める事項を行わせなければなりません。（労働安全衛生法第14条、同施行令６条の23号、同別表第18の23号、石綿障害予防規則第19条）

• ※平成１８年３月３１日までに「特定化学物質等作業主任者技能講習」を修了している場合は、その者を石綿作業主任者として選任する事ができます。
• ※平成18年４月１日に新設された「特定化学物質・四アルキル鉛等作業主任者技能講習」を修了しても「石綿作業主任者」の資格とはみなされませんのでご注意下さい。